読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

マードックについて

    新歓メインとしてマードックをやるわけですが、この曲はかなり標題音楽性が強いと思っています。といきなり書いても、標題音楽とは何ぞやとお思いになる方もいらっしゃるかと思いますので、先にその説明を。


 標題音楽というのは、簡単に言うと、何かしらの題材(風景、文学作品、絵画など)を描いた音楽です。例えば今回のマードックでは、タイタニック号の沈没と、その航海士であるマードックを描いているわけです。

 対義語は絶対音楽で、これは音楽のみで完結する音楽、と言えば伝わるでしょうか。逆に言えば標題音楽は音楽(の理論)のみで完結せず、音楽がその題材に言及することになります。例えば、いつも基礎合奏でやるハーモニー進行は絶対音楽性が強いですね。

 で、「絶対音楽性が強い」と書きましたが、音楽は標題音楽絶対音楽に二分されるわけではないと思っています。(楽典が整理された後の西洋音楽であれば)原則どんな音楽でも音楽理論や楽典に則っているという意味では、どんな標題音楽絶対音楽性を持つと言えるのではないでしょうか。


 とにかく、マードックに関しては、題材とする出来事があるし、作曲者も記している通り、かなり具体的な情景を想像して書かれた曲です。なので、ある程度ストーリーを作った方がいいかなと思いました。というか、ストーリーは元々あるので、どこの場面を描いているのか、ということは想像して吹いた方がよいのでは、という感じです。


 ということで、自分なりのイメージを書いてみることにします。

 ・冒頭(A前)
 映画「タイタニック」を観たことがありますか?(実はこの映画の中では、マードックは賄賂を受け取るなど史実とは逆の描かれ方をしているそうですが…。実際には最後まで乗客の救助に当たっていたそうで、のちに映画の製作者は彼の家族に謝罪したとのこと)

 映画の冒頭は、1996年、タイタニックの引き揚げ調査をしている船上です。(詳細は省略しますが)調査をしている若者が、ある絵を発見します。そして、その絵のモデルであり、84年前の沈没事故の生還者でもある女性が船に訪れ、過去を語るのです。
 冒頭はこのプロローグの中でも、その遺品を見つけたらへん。何かよくはっきりしないけれど、この後に大きなストーリーが待っていることを予感させる感じがします。

 ・A
 この部分が、さっきの女性が過去を語り始める場面かなと思います。というか、Bはもう過去に話が移ってしまってる感じなので、過去の場面に移り変わる感じかなー。5連符とか、時間の流れを揺らしてきてる感じがしません?だんだん物語に引き込まれていく感じがします。で、rit.していって、過去へ。

 ・B
 ここでは、タイタニック号の姿が見えますね。洋上で航海しているのか、港で停泊しているのかはわかりませんが、どちらかというと航海中な感じがします。
 タイタニック号は、当時世界最大の豪華客船でした(Titanic,Titanということです)。それまで5連符や変拍子、特徴的な旋律によって、拍子感があまりない感じだったのが、4/4でかなり分かりやすくなる、というところからも、タイタニック号の堂々たる姿が見えます。旋律もやや活力があります。実はBのC.Cym2発はすごく好きです。これがなかったら”豪華”客船って感じが出ないかなーと。


 今日はとりあえずこの辺にしておきます。続編今度書きます。